毎日 20:00 更新 ・ 猫の「なぜ?」を研究からひもとく
ネコフリークス大学 Neko Freaks University
講座002 第1回 / 全5回

猫は顔より匂いで覚えてる? — 飼い主の見分け方の話

猫が飼い主と知らない人の匂いをかぎ分けている可能性を、嗅覚研究から見ていきます。顔や声より先に、匂いが相手の認識に関わっているかもしれないという視点を押さえます。

いち教授
いち教授
講座002

導入会話

マロン学長「ぼくらって、顔を見て飼い主を覚えてるのかな。それとも匂いのほうが大事なんだろう?」 いち教授「その疑問をまさに調べた研究があるんだ。2025年の研究では、猫が人の匂いだけで、知っている相手と知らない相手を見分けているかもしれないと報告されているよ。」 マロン学長「匂いだけってことは、目も耳も使わずに確かめたんだね。」 いち教授「そうなんだ。今日はまず、その研究が何を見たのかをやさしく整理していこう。」


📌 この回でわかること

  • 猫にとって匂いが大事な理由
  • 飼い主と知らない人の匂いをどう比べたか
  • この研究からどこまで言えそうか

猫は、私たちが思う以上に匂いを使っている

猫は見たり聞いたりするだけでなく、匂いからもたくさんの情報を受け取っています。
帰宅したときにバッグをしつこく嗅いだり、新しい物を家に入れたときに念入りに確認したりするのも、その一つです。

人から見ると「そんなに気になる?」と思う場面でも、猫にとっては大切な情報集めかもしれません。

マロン学長「なるほど、ぼくたちにはただの持ち物でも、猫には『知らない匂いのかたまり』みたいに見えてるのかもしれないんだね。」

この研究は、そんな猫の嗅覚が、人の見分け方にも関わっているかを調べたものでした。


研究では、匂いだけを比べた

この研究では、猫に飼い主の匂いと、知らない人の匂いをかがせました。
ここで大事なのは、顔や声に頼れないようにして、匂いだけへの反応を見たことです。

その結果、猫は知らない人の匂いを、飼い主の匂いより長く嗅ぐ傾向を見せました。

マロン学長「ということは、飼い主の匂いを適当に流したんじゃなくて、『もう知ってる匂い』として早く処理してたのかもしれないんだね!」

そう考えると、猫は匂いから「知っている」「知らない」を分けている可能性があります。


長く嗅いだから「嫌い」とは限らない

ここで気をつけたいのは、長く嗅いだからといって、必ずしも嫌いとか怖いとは言えないことです。
新しい情報だから、もう少し時間をかけて確かめていたとも考えられます。

研究でも、「知らない匂いにより注意を向けた」とは言えそうですが、「嫌っていた」とまでは断定しにくいです。

マロン学長「なるほど、長く嗅ぐのは『うわ、やだ!』じゃなくて、『これは何だろう?』って確認してる感じかもしれないんだね。」

このあたりは、豆知識として受け取るならとても大事なポイントです。


飼い主の匂いは、安心につながるかもしれない

この研究だけで「飼い主の匂いが安心そのもの」とまでは言えません。
でも、少なくとも猫にとって飼い主の匂いは、知らない人とは違う特別な情報として扱われていそうです。

だから引っ越しや通院、知らない人が来る場面で、ふだんの匂いが残っていることは、猫の落ち着きやすさに関わるかもしれません。

マロン学長「ということは、匂いって見えないけど、猫の安心材料のひとつになってる可能性があるんだね!」

ここが、この研究を暮らしに引きつけて考える入り口です。


今日からできること

  • 猫が何を長く嗅いでいるか、顔つきだけでなく匂いへの反応も見てみる
  • 環境が変わるときは、いつもの毛布や寝床など慣れた匂いを残してみる

まとめ会話

マロン学長「ぼくらって、顔だけじゃなくて匂いでも人を見分けてるかもしれないんだね。」 いち教授「そうだね。少なくともこの研究では、知らない人の匂いにより長く注意を向ける傾向が見られたんだ。」 マロン学長「匂いって見えないけど、猫にとってはすごく大事な情報なんだなあ。」 いち教授「その感覚が大事だね。次回は、鼻の右と左をどう使い分けていたかも見ていこう。」


次回予告

右の鼻と左の鼻で役割が違う? — 猫の嗅ぎ方をもう少し深く見る

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本サイトの記事は、学術論文をAI技術を用いて要約・翻訳したものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。愛猫の健康状態に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。