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ネコフリークス大学Neko Freaks University
講座030第3回 / 全5回

「Feline Five」って何?性格の測り方いろいろ

猫の気質を測定するための様々な研究手法と、「Feline Five」など代表的な測定の枠組みを紹介します。

いち教授
いち教授
講座030

導入会話

マロン学長「性格って、どうやって測るの?テストみたいなものがあるの?」

いち教授「実は、研究者ごとにいろんな方法があるんだ。今日はその測り方を紹介するよ。」

この回でわかること

  • 気質の測定方法には、短期・長期、コーディング・レーティングという分類がある
  • 「Feline Five」は、猫の性格を5つの次元で捉える代表的な枠組みの一つ
  • シェルター猫の譲渡支援のための性格検査プロトコルもある

性格を「測る」って、どういうこと?

猫の気質を測る方法は、大きく分けて2つの軸で整理できます。一つは観察の期間(短期間の検査か、長期間の観察か)、もう一つは記録の仕方(行動を数値で細かく記録する「コーディング法」か、形容詞などで評定する「レーティング法」か)です。

この論文がレビューした43本の研究では、レーティング法が53.49%、コーディング法が39.53%、両方を組み合わせたものが6.98%でした。レーティング法は平均サンプルサイズが688.65(最大5726)ととても大規模になりやすい一方、コーディング法は平均40.35と少人数での詳細な観察が中心でした。

マロン学長「たくさんの猫を調べるか、少数の猫をじっくり見るか、っていう違いなんだね。」

いち教授「そうだね。それぞれに長所と短所があるよ。レーティング法は手軽だけど、観察者の思い込み(バイアス)が入りやすいという弱点もあるんだ。」

レーティング法の弱点として論文が挙げているのは、猫を人間のように見てしまう擬人化や、回答者の性別によって答え方の傾向が違うことなどです。飼い主が「うちの子はやさしい」と答える時、その評価には飼い主自身の見方が混ざっています。一方でコーディング法は、決められた場面での行動を秒単位で数えるため客観的ですが、少数の猫を短い時間で見ることが多く、日常の姿をどこまで反映しているかという問題があります。

研究で使われてきた検査

コーディング法でよく使われる検査には、見知らぬ人が近づいた時の反応を見る検査、新しい物を置いた時の反応を見る検査、食事を与える場面の検査、何もない部屋に入れて動きを見るオープンフィールド検査、短く体を押さえる拘束検査などがあります。

標準化された手順もいくつか紹介されています。10の場面で人への反応を見る Feline Temperament Profile、29の形容詞で答える Domestic Cat Personality Inventory などです。どれも、決まった手順で見ることで、猫どうしや研究どうしの比較ができるようにする工夫です。

「Feline Five」という考え方

猫の性格を測る枠組みとして、この論文で紹介されている代表的なものが「Feline Five」です。これは、人間の性格研究でよく使われる「ビッグファイブ」という考え方にならったもので、猫の性格を協調性・支配性・外向性・衝動性・神経症傾向という5つの次元で捉えます。飼い主が質問票に答える形で、数千匹規模のデータから導かれました。

マロン学長「人間の性格診断みたいな感じだね。」

いち教授「うん、近い発想だね。ただし、これも『必ず5つのタイプに分類できる』という意味ではなく、猫の個体差を理解するための一つの整理の仕方だと考えてほしいな。」

シェルター猫のための性格検査もある

このほか、譲渡先を探すシェルター猫のために開発された「Meet Your Match® Feline-ality™」という検査プロトコルも紹介されています。猫の反応を、大胆さを示す「Valiance(勇猛さ)」と、人懐こさを示す「Gregariousness(社交性)」という2つの軸で捉え、11段階の検査を通して適切な譲渡先とのマッチングに役立てる目的で作られたものです。

シェルターは猫にとって落ち着かない環境なので、そこで見せる姿が家庭での姿と同じとは限りません。それでも、決まった手順で見ることで「この猫は静かな家庭に向きそう」「にぎやかな家庭でも大丈夫そう」といった手がかりを、譲渡希望者と共有できるようになります。

今日からできること

  • 自分の「うちの子はこういう性格」という評価に、自分の見方が混ざっていると意識する
  • 新しい物を置いた時、来客の時など、決まった場面での反応を同じ条件で見比べる
  • 保護猫を迎える時は、施設での様子が家庭でそのまま続くとは限らないと知っておく

まとめ会話

マロン学長「性格の測り方にも、いろんな工夫があるんだね。」

いち教授「そうだね。次回は、こうした気質の違いが飼い主との関係や猫の福祉にどう影響するかを見ていこう。」

次回予告

第4回は、気質が飼い主との相性や猫の福祉にどう関わるかを見ていきます。

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本サイトの記事は、学術論文をAI技術を用いて要約・翻訳したものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。愛猫の健康状態に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。