毎日 20:00 更新 ・ 猫の「なぜ?」を研究からひもとく
ネコフリークス大学 Neko Freaks University
講座011 第2回 / 全5回

耳が立ってると安心? 横や後ろを向くときの読み方

猫の耳が立つ、横を向く、後ろに倒れるとき、交流の空気はどう変わるのでしょうか。猫同士の254回の観察結果をもとに、穏やかな接近と緊張のサインを丁寧に読み分けます。

いち教授
いち教授
講座011

導入会話

マロン学長「前回の続きなんだけど、耳の向きってそんなに結果に関わるものなんだね。もう少し知りたくなってきたよ。」 いち教授「耳としっぽを組み合わせて見たこの研究では、ぼくら同士の交流で耳の位置がかなり重要な手がかりになっていたんだ。特に、両方の耳が立っているかどうかがポイントだったよ。」 マロン学長「耳が立っているときは、やっぱり穏やかなのかな?」 いち教授「その傾向が強かったんだ。研究の中身を整理してみよう。」


📌 この回でわかること

  • 両方の耳が立っているときに見えやすい空気
  • 耳が横や後ろへ流れるときの読み方
  • 家で耳を見るときのコツ

両方の耳が立っているとき

研究では、猫同士のやり取りで、両方の猫が耳を立てているとき、交流がポジティブな結果になりやすいと報告されました。
ここでいうポジティブには、

  • すり寄る
  • 鼻先を合わせる
  • 近くに落ち着く

といった穏やかな流れが含まれます。

耳が立っているのは、相手に意識を向けつつ、強い防御モードには入っていない状態と読みやすそうです。

マロン学長「耳が立っていると、少なくとも『すぐ離れたい』感じではなさそうなんだね!」

うん。もちろん断定はできないけれど、穏やかな流れの手がかりとしてかなり使いやすいんだ。


耳が横や後ろに倒れるとき

一方で、どちらか一方でも耳が立っていないと、交流がネガティブな結果になりやすいと報告されました。
回避、逃げる、距離を取る、防御姿勢に入るといった流れです。

耳が横を向く、後ろに倒れるというのは、緊張や警戒と結びつきやすい動きです。
「怒っている」と一言で片づけるより、まずは戸惑いや警戒があるかもしれないと考えるほうが自然ですね。


耳は「早めのサイン」でもある

しっぽや体全体の動きが大きく変わる前に、耳が先に変わることがあります。
だから耳は、空気が悪くなる前の早めのサインとして見る価値があります。

多頭飼いでも、一頭が近づいたときにもう一頭の耳がすっと横へ流れたら、その時点で少し距離を作ってあげると、ぶつかりにくくなるかもしれません。

マロン学長「耳って小さいけど、かなり先に気持ちを出してるんだね。」

そうなんだ。
情報量が多いからこそ、見慣れてくるとかなり役立つよ。


家庭での見方

家で役立つのは、別の猫や人に近づいた瞬間だけでなく、触ろうとした直前にも耳を見ることです。

  • 耳が立っていて体もやわらかい: 受け入れやすそう
  • 耳が横や後ろへ流れる: ためらい、警戒、やめてほしい可能性

たとえしっぽが上がっていても、耳が寝てきたら少し手を止める。
それだけでも、読み違いはかなり減らせます。


今日からできること

  • 愛猫や同居猫が近づく瞬間に、耳が立っているか横や後ろへ流れていないか見てみる
  • 触る前に耳が寝てきたら、少し手を止めて様子を見てみる

📄 論文を深く読む

この回では、猫同士の交流における耳の直立・非直立とポジティブ/ネガティブな結果との関係を扱いました。
254回の交流データの集計方法や統計の詳細を確認したい方は、論文要約ページで整理して読めます。


まとめ会話

マロン学長「耳が立っていると穏やかな流れになりやすくて、寝てくると緊張が見えやすいんだね。」 いち教授「そうだね。しっぽより先に空気の変化を教えてくれることもあるんだ。」 マロン学長「撫でる前とか、多頭飼いの接近のときに耳をよく見てみたいな。」 いち教授「それはとてもいい観察だよ。次回は、人に近づくときのしっぽ上げが何を意味していそうかを見ていこう。」


次回予告

第3回は、猫が人に近づくときにしっぽを上げる行動が、どれくらい特別なのかを見ていきます。

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本サイトの記事は、学術論文をAI技術を用いて要約・翻訳したものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。愛猫の健康状態に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。