猫のスローブリンクとは?ねこ界隈を騒がせたゆっくりまばたき研究
猫のスローブリンク(ゆっくりまばたき)が、眠気ではなく安心や敵意のなさを伝える合図かもしれないことを紹介します。目の動きが猫同士や人とのやりとりにどう関わるのか、研究の入口からつかみます。
導入会話
マロン学長「猫がゆっくりまばたきしてくることがあるけど、あれって眠いだけじゃないのかな?」
いち教授「そう思いやすいよね。でも2020年に科学誌で発表された研究では、人と猫のやりとりに関係しているかもしれないと報告されているんだ。」
マロン学長「へぇー、ちゃんと研究されてたんだね!」
いち教授「うん。まずは『スローブリンクって何?』からやさしく整理していこう。」
📌 この回でわかること
- スローブリンクがどんな動きか
- この研究が注目された理由
- 猫の目の動きがやりとりに関わるかもしれないこと
スローブリンクって、どんな動き?
スローブリンクは、猫がゆっくり目を細めたり、ゆっくりまばたきしたりする動きのことです。
一瞬だけパチッとまばたきするのとは少し違って、やわらかい顔つきに見えやすいのが特徴です。
ふだん猫と暮らしていると、「なんだか落ち着いた顔だな」と感じる場面がありますよね。
この研究は、そういう顔つきに意味があるのかを調べたものでした。
どうしてこの研究が注目されたの?
犬は人とのコミュニケーション研究がたくさんありますが、猫はそれより少なめでした。
そのため、「猫も人のしぐさを見ているの?」という基本の部分が、まだ十分に調べられていなかったんです。
この研究では、猫の顔の動きに注目しました。
マロン学長「なるほど、鳴き声だけじゃなくて、目の動きでも通じ合えるのかを見たかったんだね!」
目を細めるのは、安心のサインかもしれない
人でも、安心しているときややさしい気持ちのときに、目もとがやわらかく見えることがあります。
ほかの動物でも、落ち着いた場面で目を細める動きが見られることがあるそうです。
だから研究者たちは、猫のスローブリンクも「敵じゃないよ」「落ち着いているよ」というサインかもしれないと考えました。
マロン学長「ということは、ただのくせじゃなくて、気持ちを伝える動きかもしれないんだね!」
この研究で何がわかったの?
この研究では、2つの実験が行われました。
ひとつは飼い主が猫にゆっくりまばたきを見せる実験、もうひとつは初対面の人が同じことをする実験です。
研究では、人がゆっくり目を細めると、猫の反応が変わる場面があったと報告されています。
マロン学長「なるほど、ぼくらって思ったより人の顔をちゃんと見ているのかもしれないんだね!」
数字や実験の細かい話は次回で見ますが、まず大事なのは、
「猫のゆっくりした目の動きには、やさしい意味があるかもしれない」と考えられるようになったことです。
✅ 今日からできること
- 猫がゆっくり目を細める場面を見つけたら、眠いだけと決めつけずに見てみる
- 目の動きや顔つきが、気持ちのサインかもしれないと意識してみる
まとめ会話
マロン学長「ゆっくりまばたきって、ただ眠そうなだけじゃないかもしれないんだね!」
いち教授「そうなんだ。研究では、猫と人のやさしいやりとりのひとつかもしれないと考えられているんだよ。」
マロン学長「ぼくも、猫の顔を前よりよく見たくなってきたな。」
いち教授「その視点が大事だね。次は、その動きをどうやって研究で確かめたのかを見ていこう。」
次回予告
「かわいい顔」で終わらせない — この研究はどうやって確かめたの?