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ネコフリークス大学Neko Freaks University
講座169第4回 / 全5回

反応しない31匹は他の植物に反応した?

キャットニップ非反応31匹のうち別の植物へ反応した猫の重なりと、マタタビの部位差を一般化できない理由を学びます。

はち助教授
はち助教授
講座169

導入会話

マロン学長「キャットニップに反応しない猫には、マタタビが代わりになる?」

はち助教授「可能性はあるわ。でも『必ず』ではないの。31匹の重なりをそのまま見ましょう。」

この回でわかること

  • キャットニップ非反応31匹の重なり
  • 代替候補と保証の違い
  • マタタビの植物部位を一般化できない理由

31匹のうち22匹はマタタビへ反応

キャットニップに反応しなかった31匹のうち、マタタビへ反応したのは22匹、71%でした。タタリアン・ハニーサックルへは10匹、32%。バレリアン根へは6匹、19%でした。

この結果は、キャットニップに反応しない猫でも別の植物へ反応する場合があることを示します。一方、マタタビへも反応しなかった猫は9匹です。代替候補ではあっても、反応の保証ではありません。

著者らは、ハニーサックルかバレリアン根にだけ反応し、マタタビにもキャットニップにも反応しなかった猫は95匹中3匹だったことも挙げています。この二つを「マタタビでもだめだった時の次の候補」と見るなら、当てはまる猫は少数です。

成分から見た重なり

研究では、四種類の材料に含まれる成分も測りました。キャットニップにはネペタラクトンが多く、他の三種類にはほとんどありません。一方、マタタビの虫こぶ果実、バレリアン根、ハニーサックルの木にはアクチニジンという成分が多く含まれ、マタタビにはさらにイリドミルメシンなど別の成分もありました。

著者らは、キャットニップに反応しない猫が他の植物へ反応するのは、ネペタラクトンとは別の成分に反応しているためかもしれない、と考えています。ただし、猫がどの成分をどれだけの量で感じ取れるかは分かっておらず、同じバッチの成分量と行動を並べた観察にとどまります。特定の成分が原因だと証明した研究ではありません。

マロン学長「においの中身が違うから、反応する猫の組み合わせも違うのかもしれないんだね。」

はち助教授「そういう仮説よ。確かめるには、成分を一つずつ取り出して試す研究が必要なの。」

同じ「マタタビ」でも部位が違う

研究で主に使ったマタタビは、乾燥した虫こぶ果実の粉末です。虫こぶ果実は、小さなハエの幼虫が入ることで形の変わった実で、この研究で使った市販の粉末は、製造元によるとこれを原料にしていました。9匹で虫こぶ果実と正常果実を比べると、虫こぶ果実には8匹が陽性、正常果実には陽性なしでした。顔を接触させた時間の中央値は、虫こぶ果実104秒、正常果実13秒でした(p=0.004)。

8匹への追加試験では、この研究で使った生葉・乾燥葉へ陽性反応がありませんでした。しかし、2023年の別研究では、成分を調べて標準化した乾燥葉抽出物への反応が報告されています。

植物は同じ名前でも、部位、採取時期、乾燥、保存、成分組成、抽出方法が違います。「葉は効かない」「2017年と2023年の論文は矛盾している」と単純化できません。

マロン学長「マタタビという名前だけでは、中身が同じとは限らないんだ。」

はち助教授「だから製品や家庭の植物へ、そのまま反応率を移せないの。」

反応しない時に量を増やさない

研究では複数回提示して反応を判定しましたが、そのグラム数は家庭の適量ではありません。反応を出すために追加すると、合計量が分かりにくくなります。猫が離れたら、その選択を終点にします。

今日からできること

  • 代替候補を「必ず反応するもの」と考えない
  • 植物名だけでなく、部位や製品表示も確認する
  • 無反応を見て量を足したり、顔へ近づけたりしない

まとめ会話

マロン学長「別の植物へ反応することはある。でも反応しなくても失敗じゃないんだね。」

はち助教授「最後は、家庭で試す前に守る観察の枠をまとめるわよ。」

次回予告

反応を競わせず、猫が選べる嗅覚エンリッチメントを考えます。

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本サイトの記事は、学術論文をAI技術を用いて要約・翻訳したものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。愛猫の健康状態に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。